オーストラリア中学高校の制服特集

オーストラリアへ中学高校留学をする際には、勉強、生活、英語、様々な部分で不安があり忘れてしまいがちですが、皆さんも現地校の「制服」を着る事になります。実際に渡航する本人としてはちょっと気になりますね。ここではオーストラリアの現地校の制服事情と、クイーンズランド州の様々な学校の実際の制服をご紹介します。

この記事のポイント

オーストラリア現地校の制服の特徴
 その1 小学・中学・高校生で変わる
 その2 女の子の制服
 その3 男の子の制服
 その4 帽子や靴

オーストラリア現地校の制服規則
 その1 ディテンション
 その2 よく注意されるものは?

実際の現地校の制服をご紹介

オーストラリア現地校の制服の特徴

その1  小学・中学・高校生で変わる

一見普通の事のように思いますが、オーストラリアの現地校は私立の場合小学校・中学校・高校の一貫校となり、州立でも中学校と高校は同じハイスクール(Secondary School)としてYear7からYear12まで同じ学校になります。Year7からYear12は日本でいう中学1年生から高校3年生にあたります。小学校が制服が違うというのはなんとなくイメージつきますが、それ以降の年齢はなんとなく背格好も似ている為、制服で区別しています。

ではYear7からYear12までどこで区切るかというと、Year7-10がジュニア、Year11-12がシニア学年と呼ばれ、そこで中等教育と高等教育の分かれ目なので、制服も異なります。

女の子で言うと、スカートの柄や、ブラウスの色、ネクタイの色などでジュニアとシニアの違いがある場合が多く見られます。

小学校は州立校はポロシャツと短パンというとてもカジュアルなものが多く、私立はワンピースが多く見られます。

その 2  女の子の制服

女の子の制服は、一般的にブラウス、スカートの組み合わせか、ワンピースが一般的です。シニア学年であるYear 11、12の学年の場合は上下ばらばらのものが多い様にも思います。

日本と大きく異なる点は、スカートの中にブラウスを入れない点です。ブラウスは一般的にスカートの上にかぶさる形にできていることが多く、デザインになっている為、だらしないような印象はありません。

ネクタイやリボンが多く、オーストラリアらしい緑が使われている制服が多く見受けられます。

その3 男の子の制服

男の子の制服は日本と大きく異なる点が、半ズボンという点です。知る限り全ての学校で長ズボンと半ズボンの両方が許可されていますが、学生たちは動きや明日さや涼しさの観点から半ズボンの学生が圧倒的に多いように思います。

また、特徴的な点としては靴下です。学校によって様々ですが、半ズボンの場合は学校指定のハイソックスと決められており、パッと見た印象として日本人の男の子は長ズボンが良い・・・という方が多いように思いますが、現地へ行くと皆さん結局は半ズボンを選択されることが一般的です。

半ズボンと言ってもどちらかというと短パンに近いイメージのため、スポーツする上でもさほど気にならないとても動きやすいズボンです。

その4 帽子と靴

特徴的なものとして欠かせないのが「帽子」です。
上の画像では帽子をかぶっているものが少ないですが、実際はすべての学校に帽子があります。日差しの暑いオーストラリアでは、学生は野外にいる際は必ず帽子をかぶらなければなりません。

靴は上の画像にもあるように、ほとんどの学校が「黒色 」の合皮レザーの紐靴です。稀に黒ではなく「茶色」の指定のある学校もありますが、ほとんどは黒色の靴と決められています。指定靴はありませんので、一般的なものを購入しますが、ここで注意が必要なのが、「紐靴」でなければいけない点です。日本で使用しているようなローファーは使用できません。

ワイエー留学では…

私たちは学生さんが現地に到着した後、学校初日までに数日時間がある方は、シティで一緒にお買い物へ行き、靴も買いに行きます。学校開始直前の土日に到着する方はホストファミリーが一緒に買いに行きます。ワイエー留学では、靴を買いに行くのと一緒に、携帯電話や必要な人には銀行口座の開設も行いながら、主要場所の道を覚えてもらうなどをしています。また、これからサポートする学生さんと少しでも安心してもらうために一緒にお茶をしたり、緊張を和らげてもらえるように、お買い物をしながら心がけています。

オーストラリア現地校の制服規則

オーストラリアの現地の学校にも、もちろん校則があります。

制服もその一つで、通常はこれを着用するが、こういう時はブレザーを着るというように場面場面で着用する制服が異なるのも一般的です。外に出る場合は必ず帽子をかぶる事や、アッセンブリ(集会)の場合はフォーマルなのでブレザーを着てくること、などがそれにあたります。

では、その校則を破った場合はどうなるかというと、もちろん罰則です。罰則の種類をいくつかご紹介。

Detention  – ディテンション

ディテンションは、”居残り”を意味します。校則を破った場合などに充てられる罰則の一つで、ランチの時間や放課後、又は週末などにその時間を設けられると言われています。
一般的にはランチの時間に行われることが多く、ディテンションの時間は別の部屋で一人で宿題をやるように言われたり、静かに過ごすように言われるなどがあります。

ディテンション例 – 実際の学校の行動規範より

Cleveland District State High School Student Code of Conductから一部抜粋

Lunch time detentions
Students at Cleveland District State High School may receive a lunch time detention as a disciplinary consequence as outlined in the school’s Student Code of Conduct. Parents may be notified of a lunch time detention based on the student behavior that led to the detention. Lunch time detentions start at 1pm and run for 15mins, giving students ample opportunity to visit the tuckshop, eat and go to the toilet before class recommences. A student who fails to attend a lunch
time detention may face further disciplinary consequence as outlined in the school’s Student Code of Conduct.

ランチタイム居残り
クリーブランドディストリクト州立高校の生徒は、学校の生徒の行動規範に概説されているように、懲戒処分の結果として昼食時に 居残りが実施される場合があります。 保護者は、居残りに至った生徒の行動に基づいて、ランチタイム居残りについて通知を受ける場合があります。 ランチタイム居残りは午後1時から始まり15分間続きます。これにより、生徒はクラスが再開する前に、購買を訪れたり、食事をし、トイレに行く十分な時間を得ることができます。ランチタイムの居残りに出席しなかった生徒は、学校の生徒行動規範に概説されているように、さらなる処分に直面する可能性があります。

よく注意されるものは?

よく学生さんが注意され、ディテンションをもらうことに繋がっている制服関連の校則がいくつかあります。

  • 野外で帽子をかぶっていない
  • 靴が運動靴(体育で使ったまま履き替えていない)
  • 指定の靴下ではなく、スポーツ用の靴下のまま
  • ネクタイを締めていない
  • ピアスが大きすぎる
  • スカートが短すぎる
  • ジャケットを着ていない
  • 髪の色を染めている
ワイエー留学では…

私たちは学生さんが現地でどのようなことに気をつけなければいけないか、事前にも滞在中にもしっかりとお伝えしています。これが守れない事は留学を続けることができなくなるという最悪の状況にもつながります。過去にはそれにより帰国した学生せざるを得なかった学生さんもいます。
オーストラリア人にとってはさほど大きな問題にならない事でも、ビザを持ちその条件化の下で滞在している留学生にとっては、全ての規定やルールに対する行動が自分のビザや通学条件に響きます。そのことをしっかりと頭に入れた上で日ごろの行動や身なりに対する意識をするよう、日々お伝えしています。

実際の現地校の制服紹介

Ferny Grove State High School

州立 / 共学

緑の落ち着いた制服。色合いはとても一般的ですが、学校の周りがとても自然あふれる環境でとても制服にマッチしている。

St John’s Anglican College

私立 / 共学

真っ赤なジャケットが印象的な私立らしい制服です。あまり日本では見ない制服の色ですが、着るととても誇らしく素敵です。

Cleveland District State High School

州立 / 共学

10年生までは縦の細いストライプが印象的なブラウスで、スカートではなくキュロットでかわいらしい印象。シニア学年になると白シャツになり、高学年らしい落ち着い制服。

Coolum Beach Christian College

私立 / 共学

青のチェックがとてもさわやかな制服。小さい小学生から高校生までこのチェックが使われており、とても統一感のある制服。

Alexandra Hills State High School

州立 / 共学

伝統的な緑に黄色を取り入れた色の組み合わせの制服。スカートに一部だけプリーツが入っているところも特徴的。

ワイエー福西

いかがでしたか? 日本の制服と印象がずいぶん違いますよね。留学生も初めはぎこちなく着ている様子ですが、どんどん馴染んできてすっかりローカル生のように現地の制服が似合う学生になってきます。
どんな学生さんでも、どんな制服でも、その学校の生徒である事を胸に、安全に過ごしましょう。

東京 スタッフ
ワイエーコーポレーション/ワイエー留学

日本側から中高留学生を支える東京オフィススタッフ。オーストラリアへは自身も留学経験があり、現地の楽しさも英語の辛さも経験済み。

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